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ドイツの広大な森や雄大な山々を連想させるような自然描写を含む、標題音楽的な傾向が強い《ロマンティック》は、豊かな幻想と神秘的な美しさに溢れるロマン的情緒をたっぷりと湛えた交響曲で、独自の作風を示すブルックナーの作品のなかでも最も広く親しまれている一曲です。若い頃からブルックナーを得意としていたカラヤンが手兵のベルリン・フィルハーモニーを率いて、壮麗な輝きや深い抒情性に溢れた純度の高い演奏を聴かせています。
[CD収録曲目]
アントン・ブルックナー:
交響曲 第4番 変ホ長調《ロマンティック》原典版(1878/80)
1. 第1楽章:動きをもって、速すぎないように
2. 第2楽章:アンダンテ・クワジ・アレグレット
3. 第3楽章:スケルツォ、動きをもって
4. 第4楽章:フィナーレ、動きをもって、ただし速すぎないように
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1975年5月 ベルリン、フィルハーモニー大ホール
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